ソロの観光案内
ジャワ島中央部に位置するソロは、ジャワ島最大の川「ソロ川」のほとりにあり、美しいメロディで歌われたブンガワン・ソロの歌でも知られる古都です。18世紀後半の戦乱の後、王位継承を巡る内紛から王朝がふたつに分裂。その後同じ土地に2つの王朝が存在することとなり、その歴史が現在のソロにも独特の風情を漂わせています。
- アクセス
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- ジョグジャカルタからバスで約2時間
- ジャカルタからガルーダインドネシア航空国内線で約1時間
- 列車で約1時間30分
サンギラン
サンギランは化石の宝庫として知られ、世界文化遺産にも登録されています。1936年にオランダの古生物学者によってジャワ原人の頭蓋骨が発見されて以来発掘作業が続けられ、マンモスの牙や下顎、水牛や鹿の角などが採取され、出土品はすべてサンギラン博物館に収容・展示されています。
周辺には堆積層に眠る化石や貝塚、また発掘跡を見つけることもできるので、学者気分で散策してみるのもおすすめです。
スクー寺院
ソロの東36km、ラウ山の麓に建つヒンドゥー教寺院。ジャワ建築様式からはまるでかけ離れた奇怪で神秘的なスタイルの寺院で、不思議なことに中米に栄えたマヤ文明のピラミッドに酷似しています。
15世紀マジャパイッ朝時代に創建されたこの寺院の入口には、3匹の巨大な亀の石像が出迎え、中庭にはヒンドゥー教世界のワヤン物語や数々の動物をモチーフにしたレリーフや石像がズラリと並んでいます。
チュト寺院
チュト寺院は、スクー寺院と同時期にラウ山の西の麓に建てられました。古代からこの地に受け継がれてきた自然信仰がヒンドゥー教や仏教の影響を受けて建造されたもので、神秘的で独特な雰囲気が立ち込めています。
石畳の参道には、巨大な亀の像を中心に、コウモリ、象、ナマズ、エイ、ネズミなどの像が放射線状に配置されており、本殿はスクー寺院同様マヤ文明を彷彿とさせる建築様式となっています。