スラウェシの観光案内
インドネシアのほぼ中央、赤道直下に浮かぶダイバーの聖地
高地のトラジャ族と船乗りのブギス族の故郷として知られるスラウェシは、インドネシアのほぼ中央、赤道直下に浮かぶ島です。その形は蘭の花のように美しく、島内も未開の熱帯雨林、青々とした水田、高地の湖、自然のままのビーチなどドラマチックの自然を保有しています。
また周辺の海中には、度肝を抜かれるような素晴らしい珊瑚礁や多数の海洋生物が生息し、ダイバーの聖地としても人気を集めています。
スラウェシのアクティビティについて
ダイビング
マナド周辺を筆頭に、スラウェシ島南部に浮かぶ島々には、豪快なドロップオフとエメラルドグリーンの海が広がっており、白い砂浜、密集した魚、珊瑚礁、そして深海の峡谷や渓谷など、素晴らしい環境が整っています。
動植物
タルシウス(世界最小の猿)
4,000万年前からこの地に生息している世界最小のサル。体長10cm、体重100〜300gと小さく、大きな目玉と柔らかく動く耳が愛くるしい。タルシウスは夜行性なので、巣から出て活動する夕暮れ過ぎを見計らって保護区へ訪れるといいでしょう。
シーラカンス
化石魚として有名なシーラカンス。8千万年前に絶滅したと考えられていたこのシーラカンスが、1998年にインドネシアの海で捕獲され「スラウェシ・シーラカンス」と命名され世界中の注目を集めました。この古代魚シーラカンスが生存しているのは、世界広しといえど、コモロ諸島とインドネシアのマナドだけです。
バビルサ
インドネシア語でbabi(豚)rusa(鹿)で、鹿豚と言う意味です。
体長85cm〜110cm、体重は60〜100kgにもなります。特徴は、体毛は少なくしわの多いほとんど裸出した皮膚と雄の上頬(ほお)を突き抜けて、大きく湾曲して上方へと伸びている犬歯です。
体毛の殆どない皮膚を持つバビルサにとって体温調節のしやすい川や湖の岸などを生息地として好みます。
1回の出産につき、子供は1、2匹しか産まないことに加えて、森林伐採や密漁などが原因で生息数が減少しており絶滅の危機に瀕しています。