インドネシア旅行の基礎知識
時差や気候、交通事情、通貨など、インドネシア旅行の基礎知識をご案内します。
時差・気候
インドネシアには西部、中部、東部と時間帯が3つあります。西部のジャワ島は日本から2時間遅れ、中部のバリ島は日本から1時間遅れ、東部と日本は時差はありません。
気候は熱帯性気候に属し、一年を通じて平均気温は25度以上、乾季と雨季の二つの季節があります。おおむね4〜9月が乾季で、10〜3月が雨季。観光には、湿度があまり高くなく、涼しい7〜8月頃が過ごしやすいですが雨季は花や果物の最盛期です。
交通事情
インドネシアは1万7,000以上もの島からなる国なので、移動は飛行機が便利です。また、各都市内ではタクシーやシャトルバスなどを利用することになります。旅行者に一番利用しやすいのはタクシーですが、慣れた人には、乗り合いミニバスのベモなども便利です。
鉄道
ジャカルタ〜ジョグジャカルタ間をはじめ、ジャワ島内では鉄道によって主要都市が結ばれています。本数は多くありませんが、中・長距離の移動には便利です。チケットは駅で購入できますが、観光シーズンの7〜9月には売り切れになる場合もあるので、早めに予約しましょう。
飛行機
ジャカルタ〜デンパサールをはじめ、国内主要都市が空路で結ばれています。ガルーダ・インドネシア航空他、多数の国内航空会社が運航しており、リコンファームの有無は航空会社により異なります。
ベモ
庶民の足として活躍する乗り合いミニバス。時刻表はなく、乗車は走行中のベモに合図をして乗り込みます。遠くまで行く場合は乗り換えが必要なので、旅行者には難しく、注意が必要です。
バス
ジャカルタのバス路線は複雑で、ターミナルも中心部から離れているので、旅行者が利用するのは難しいでしょう。バリ島では主要観光地を結ぶシャトルバス運航されています。バス会社や旅行代理店で予約でき、料金は目的地などによって細かく決められています。
タクシー
町中や観光地の移動で最も活躍するのがタクシーでしょう。基本的にはメーター制なので、乗車したら運転手がメーターを倒したか、メーターが作動しているか確認しましょう。1日チャーターも可能です。
レンタカー
ホテルのツアーデスクや町中のレンタカー会社を通じて借りることができます。自由に移動できるのは魅力ですが、舗装されていない道や交通渋滞など交通事情がよくないという一面もあり、市街地での運転には十分注意が必要です。
フェリー
国営のペルニ社が国内主要港を結ぶ船便を運航しています。本数が少なく、時間もかかるので、船旅を楽しむなら、ゆとりある日程が必要です。
治安
海外旅行での基本的な注意事項(スリや置き引きに注意し、夜間の外出を控えるなど)を守りましょう。また旅行前には、外務省の安全情報や注意事項等を確認してください。
通貨
通貨の単位はルピア(Rupiah)で、Rp.と表記されます。紙幣はRp.500、Rp.1,000、Rp.5,000、Rp.1万、Rp.2万、Rp.5万、Rp.10万の7種類。硬貨はRp.25、50、100、500、1,000の5種類あります。
都市、主な観光地では銀行、両替所、ホテルなどで、日本円から直接ルピアへ両替できます。 チップの習慣はありませんが、高級ホテルなどでは一般化しつつあります。ホテルなどでポーターに荷物を運んでもらったときはRp.1,000程度を、サービス料を含まないレストランでは料金の5〜10%を渡します。また、タクシーを1日チャーターした場合は、料金の5〜10%程度が目安です。
水
水道水は飲まずに、市販のミネラルウォーターを購入しましょう。また、レストラン等でも氷の入った飲み物に注意を。
電圧
電圧は220V、周波数50Hz。プラグは2つ穴タイプが一般的。日本の電化製品を使用する場合は、変圧器が必要になります。
電話
国内電話
公衆電話には、コイン式のほか、カード式のものがあります。
国際電話
日本へ電話をかける場合は、直通とオペレーターを通す方法の2種類あります。直通の場合は、国際電話識別番号001、日本の国番号81、市外局番から初めの0を取った番号、相手の電話番号をダイヤルします。日本の各電話会社を利用し、電話することもできます。