バリ島の定番観光地

地図:バリ島の定番観光地

  • クタ
  • レギャン
  • スミニャック
  • クロボガン
  • ジンバラン
  • ヌサドゥア
  • べノア
  • サヌール
  • デンパサール
  • ウブド
  • タナロット寺院

美しい夕日のスポットとして知られる「クタ・レギャン」や、活気と喧噪に満ちた商業都市「デンサバール」など、バリ島の定番観光地をご紹介します。

クタ・レギャン

美しい夕日のスポットとして知られるクタ・レギャンは、60年代後半、ネパールのカトマンズ、アフガニスタンのカブールとともに、ヒッピーたちに「3K」と呼ばれていた三大聖地の一つでした。その後、インド洋の豪快な波を求めてやってきたサーファーたちとともに発展し、現在はサーファーだけにとどまらず、多くの観光客で賑わっている人気スポットです。

観光客が増えるにつれ、安いレストランやホテルが建ち始め、かつて小さな漁村であったクタはたちまちエネルギッシュな観光地に変貌していきました。さらにバリ島に楽園を求める若者が増えていくと、もともとあった寺院や民家の間を埋めるように次々と観光客相手の建物が建ち始め、いつしか独立した村だったクタとレギャンはひとつの町となりました。

30年以上続くレストランから最新のショッピングモールまで様々な店が並ぶクタ・レギャンの町並みは、おもちゃ箱をひっくり返したような楽しさがあり、世界各地から刺激を求める若者が集まるバリ最大の観光地として拡大し続けています。

クタ・レギャン
(写真提供:api-magazine)

クタビーチ
(写真提供:api-magazine)

スミニャック・クロボガン

スミニャック・クロボガンエリアは、クタ・レギャンから延びる海沿いの一本道を北上した場所にある比較的新しいリゾート地です。クタ・レギャンの喧騒とは異なり、長閑な村の景観に包まれながらインド洋に沈むサンセットやレストランでロマンチックなディナーを楽しんだり、のんびりと自由な時間を過ごすリゾートスタイルのバカンスに最適なスポットです。

もともとバリの魅力にとりつかれ移住してきた外国人が多く居住している土地でもあることから、外国人経営のおしゃれなブティックや雑貨店、インテリアショップ、レストラン、ヴィラなどが集まっており、今や「おしゃれな」とか「ハイセンスな」という形容詞が似合う“洗練された大人の町”としても認知されています。

また、スタイリッシュなナイトクラブが多く、ナイトライフを楽しむことができる夜の顔を持つのもこの町の魅力のひとつ。バリで一番熱いクラビングエリアとして、平日、週末に関わらず毎日夜中2〜3時くらいまで多くの人たちで盛り上がっています。

スミニャック・クロボガン
(写真提供:api-magazine)

スミニャックのお店
(写真提供:api-magazine)

ジンバラン

バドゥン半島の付け根に位置するジンバランは、バリ島最大規模を誇る魚市場のある昔ながらの漁師町です。早朝から漁船が行き来し、売り手と買い手がパワフルに交渉する「パサール・イカン」はバリ島の名物ともいえる光景。夜にはビーチ沿いに人気のシーフード屋台がずらりと並び、目の前に広がる海を見ながらその場で調理された新鮮な魚介類を食すことができる「庶民の台所」として、地元住民にも観光客にも親しまれています。

その一方、グラライ空港のすぐ南側という立地のよさからも、世界に名だたる超一流ホテルが続々とオープンし、リッチで快適なビーチでの休日を過ごしたい世界各国のセレブから注目を集めています。観光客向けの店やみやげ物屋などもまだほとんど進出していないため、町中の騒々しさはなくゆったりとリゾート気分が満喫できるエリアです。

バリの懐かしい田舎的な部分と静かなリゾート地として新しさが、とてもいいバランスで共存している魅力的な町です。

写真:ジンバラン

ヌサドゥア・べノア

ヌサドゥアは、インドネシア政府の開発計画によってバリで一番最初に開発された大型リゾートタウン。ヤシの木が生い茂る巨大な公園のような広い敷地の中に建ち並ぶ高級ホテルや白妙のビーチ、珊瑚礁のラグーン…など、そこには生活感を一切感じさせない別世界のリゾート空間が広がっています。と言っても生活は便利。雑貨店、ブティック、両替、旅行会社、クリニック、薬局、美容院などひと通りの施設がそろっているので、ひとつの町として快適な時間を過ごすことができるでしょう。

また、その北部に位置するブノアは、かつて港として栄えた村。現在、ブノア港は湾を隔てら対岸に移り、それと同時に港町としての役目も終わりました。近年では、マリンスポーツのメッカとして人気が高まり、パラセイリングやジェットスキー、バナナボートなどが常に海上、海面を賑わせています。おしゃれなブティックやレストランだけでなく、屋台やおみやげ物屋なども点在しているので、ヌサドゥアよりも庶民的で趣の異なる雰囲気が楽しめるでしょう。

写真:ヌサドゥア・べノア

サヌール

バリ島で最も古くから愛されたリゾートエリア「サヌール」は、バリで一番最初に大型ホテルが建てられた場所としても有名です。1930年代からは海外から多くの芸術家たちが好んで滞在し、芸術の中心地としても愛されてきました。ベルギー画家の「ル・メイヨール」やオーストラリア人画家「ドナルド・フレンド」など、バリ絵画に影響を及ぼした偉大な芸術家も多くこの地を訪れています。こうした外国人向けのホテルや長期滞在用の別荘などがビーチ沿いに多く建てられ、サヌールはバリ随一のリゾート地として発展していきました。このリゾート発展に反して、一時期は観光客離れもおこりましたが、おかげでバリの村としての落ちつきを取り戻し、その昔ながらの情緒漂う静かな雰囲気を求めて、今なお西洋人や特に年配の方が多く集まり、熱帯を堪能しています。

ビーチが東に面しているのでサンセットは臨めませんが、その代わり素晴らしい朝焼けに出会うことができ、しっとりと落ち着いたバリらしい滞在地として多くのリピーターに愛され続けています。

写真:サヌール

デンパサール

バリの州都、バドゥン県の県庁所在地でもあるバリ島最大の街、デンパサール。その名が示すようにデンパサール(北市場の意)は、活気と喧噪に満ちた商業都市です。最も大きな市場「パサール・バドゥン」には、野菜、果物などの生鮮食料品をはじめ、香辛料、日用品など様々な商品が所狭しと積み上げられ、その色とりどりでエネルギッシュな賑わいがこの街の面白さです。周辺は商品を運び込むトラックや人が夜明け前から夜中まで行き交い、24時間休みなく活気に満ち溢れています。

郊外には官公街や大きなデパートなどもあり、人出の多さはもちろん、横断歩道や信号のない道を走り回る車やバイクの交通量のあまりの多さに圧倒されることでしょう。観光都市ではないので、旅行者向けのホテルやレストランはあまり多くはありませんが、デンパサールは島内各地への交通の拠点として欠かせない場所なので、公共交通機関を利用する場合はよくチェックしておきたいスポットです。

写真:デンパサール

ウブド

島全体がひとつの芸術品ともいえるバリですが、その中でもウブドは能と芸術の中心地として世界に知られた芸術村です。毎晩のように伝統舞踊の公演が開かれ、耳を澄ませばいたるところからガムランの音が聞こえてきます。町中には伝統絵画から現代的な作品まで幅広い芸術作品を展示したギャラリーや美術館も多く軒を連ね、観光客向けのおしゃれなショップやレストランが並び建つようになった今でも、文化と伝統を大切に継承しています。また、寺院祭礼や儀式もバリ島随一のきらびやかさを誇っています。

目抜き通りから一歩裏側に入ると昔ながらの長閑な暮らしを伺いみることができ、緑が映える丘陵と警告の間に広がる美しいライス・テラスの魅力に、バリ本来の文化を感じられるエリアとしてリピーターや長期滞在者からの人気を集めています。また、ウブドでは芸能を習ったり祭礼に参加するなど、体験型の観光地なので、豊かな自然に囲まれた穏やかな雰囲気に癒されながら、多くのことを体験してみるのもいいでしょう。

ウブド

ライス・テラス

タナロット寺院

バリ島の南西部の海岸に存在する寺院で、バリの六大寺院のひとつです。
海の神が祀られているというタナロット寺院の歴史はとても古く、神の化身である聖なる蛇が、海の悪霊を追い払っていると言われています。

インド洋に沈む夕日を背にした夕景の美しさはとても有名で、夕方近くになると多くの観光客が訪れ、大変な賑わいとなります。

干潮時には陸と岩礁の間がなくなり、バリと陸続きになり、歩いて寺院のすぐ近くまで行くことができますが、異教徒は岩の上に登ることも寺院内に入ることもできませんのでご注意ください。

写真:タナロット寺院

スポーツアクティビティ

ラフティング

ラフティングとは、6〜10人乗りの専用ゴムボートで川下りをするスポーツアクティビティです。バリはもちろん、インドネシアの大半の川には世界でも稀にみる急流があり、目を見張るような景観と自然のままのジャングルを通り抜ける驚くほど刺激的でイキイキとしたラフティングを楽しむことができます。

中でも一番人気のある急流はアユン川。十分な訓練を受けた熟練のリバーガイド、世界トップレベルの安全が保証された装備など、質の高いサービスが整備されているので、上級者はもちろん初心者での安心して楽しむことができます。

写真:ラフティング