ロンボク島の主な都市

地図:ロンボク島の主な都市(スンギギ、マタラム、ギリ、クタ)

島を代表する老舗のビーチリゾート「スンギギ」や、美しい珊瑚礁に囲まれた3つの小島「ギリ」など、ロンボク島の主な都市をご紹介します。

スンギギ

湾が見渡せる見事な場所に位置するスンギギは、ロンボク島で最初に観光開発が行われた、島を代表する老舗のビーチリゾートです。空港からすぐという立地の良さと高級ホテルなどの宿泊施設が整っている環境の良さから、多くの観光客から注目を集めています。

その整備された過ごしやすい環境の反面、周囲には手つかずの自然がまだ多く残っており、ゆったりとした雰囲気が漂っているのもスンギギの魅力の一つ。コバルトブルーの透き通った海、美しい白砂のビーチ、整然と並んだヤシの木、その風景はまるで絵ハガキそのもの。そこにいるだけで心が癒されるようです。

ウインドサーフィンやシュノーケリング、カヌーなどのマリンスポーツも盛んで、また夕暮れ時には海峡の向こう側にそびえるアグン山をバッグに沈むサンセットを楽しむこともできます。

写真:スンギギ

マタラム

西ヌサ・トゥンガラの州都マタラムは、ロンボク島の政治・経済の中心地。植民地時代に栄えた古い港町アナペナン、官庁街として整備されたマタラム、中国系商店が多く常に活気に満ちたチャッラヌガラ、大きな市場のあるスウェタ、この東西10kmの間に隣接する4つの町でひとつの市街地を形成しています。

旅行者にとっては、空港やバスターミナルを利用する際のアクセスポイントとして親しまれていますが、バリ王朝の統治時代に建立されたチャッラヌガラの寺院、かつての繁栄の名残を残すアナペナンの町並みなど見どころもいっぱいあるので、この地を目的にじっくり散策してみるのも面白いでしょう。

写真:マタラム

ギリ

ギリとはこの地に古くから住むササック人の言葉で「小島」を意味する言葉です。ロンボク島の周辺には多数のギリ(小島)がありますが、ビーチリゾートとしては北西部の沖合に浮かぶ、ギリ・アイル、ギリ・メノ、ギリ・トラワンガンの3つがギリ3島として知られています。

美しい珊瑚礁に囲まれた島々は、ダイビングやシュノーケリングの絶好ポイントとしても人気で、ここに訪れる観光客のほとんどはマリンスポーツを体験することを目的としています。

島内はうれしくなるほど車もオートバイも走っておらず、交通手段はもっぱらポニーの馬車チドモか自転車。近年では、この手つかずの素朴な自然を求めて長期滞在する旅行者も増えてきています。

写真:ギリ

クタ

ロンボク島の南部にあるクタは、白い砂浜とターコイズブルーの海の対比が非常に美しい、周囲には岩場が屹立していたビーチです。ここには手つかずの自然がそのまま残っており、安宿とレストランが10軒ほど並ぶだけの静かさは、バリ島最大のビーチ、クタとは名前は同じものの全く異なる雰囲気をはなっています。

漁具を使い岩場で小魚を獲る漁師や波間で遊ぶ子供たち、また毎週日曜日には小さな市場が開かれ、その光景はとても素朴でどこか懐かしささえ感じる長閑さです。また、東へ4kmほど行くと真っ白なパウダー状の砂の広がるビーチ、タリジュン・アンがあり、リリーフ上にはいい波が立つことから世界中のサーファーたちの憧れの地としても人気の高い場所です。

写真:クタ