バリ島北部の観光案内

地図:バリ島北部の観光案内(ブドゥグル、キンタマーニ、ロビナ)

北バリへの玄関口にあたる「ブドゥグル」や、黒砂の浜辺が続くビーチ・リゾート「ロビナ」など、バリ島北部の観光地をご紹介します。

ブドゥグル

北バリへの玄関口にあたるブドゥグルは、ブラタン湖などの景勝地が点在する起伏に富んだ美しい高原リゾートです。山間部、湖のほとりということもあり、朝晩はかなり冷え込み、避暑地としても知られています。

周囲にはダイナミックな眺望が開け、地元の人たちの日曜日の行楽地としてはもちろん、エコーツーリズムやアグロツーリズムなど自然体験型の観光地として、観光客からの人気も集めています。湖にはウォータースポーツの施設が整い、さらに湖の北側には名門ゴルフコースの一つ「バリ・ハンダラ廣済堂カントリークラブ」もあるので、美しい大自然の恵みを感じながら、自分のペースでゆったりとスポーツを楽しみたい人におすすめのエリアです。

また、満々と水を湛えるブラタン湖の湖上には、水の女神デヴィ・ダヌが祀られている「ウルン・ダヌ・ブラタン寺院」が浮かび上がり、その幻想的な光景に湖の聖なる雰囲気を味わってみるのもいいでしょう。

ブドゥグル
(写真提供:api-magazine)

ブラタン湖
(写真提供:api-magazine)

キンタマーニ

デンパサールから北へ約70km。山岳地帯に入り、バトゥール火山の外輪の縁に達すると突然目の前に広がる大パノラマ…この一帯がキンタマーニ高原と呼ばれるバリ有数の景勝地です。さわやかな風が吹き抜けるカルデラの斜面の上にあるぺネロカンという村がこの高原の起点で、レストランやホテルなどの観光施設が整っています。

道はここから外輪山の尾根上をたどるように伸びており、東へ向かう曲がりくねった道を行けばバトゥール湖へ、北西へ真っすぐ伸びる道を進めばシンガラジャへと続いていきます。標高1500m以上ある高地のため昼間でも涼しく、晴れた日には聖峰アグン山がアバン山の向こうに姿を現すこともあり、その景色は息をのむ美しさです。

足下には「バリの水がめ」と言われるバトゥール湖が広がっており、湖畔のクディサン村からは遊覧船の乗船も可能。さらに対岸には温泉の村「トヤ・ブンカ」、風葬の風習で知られるバリ・アガの村「トルニャン」など観光スポットも多く点在しています。

写真:キンタマーニ

ロビナ

バリ島の北部に位置するロビナは、東西約8kmにも及ぶ黒砂の浜辺が続くビーチ・リゾート。トゥカッ・ムンガ、アントゥラン、カリブッブッ、カリアスム、トゥムクスの5つの村から成り、海岸線を走る幹線道路とビーチとの間にホテルやレストランが建ち並んでいます。

このロビナを有名にしているのは、何といってもイルカウォッチング。日が昇る前に小さなエンジン付きのアウトリガーで海に出て、日の出を見ながらポイントに到着。運が良ければ、小舟のすぐ横をイルカの群れが飛んだりすることもあります。

黒砂のビーチは波が穏やかで、サーフィンには向いていませんが、海水の透明度は高く、ダイビングやシュノーケリングには絶好のスポットです。

華やかなイメージはなく、素朴ささえ感じられるビーチはとにかく静寂に包まれており、何もせずボーっと過ごすロビナならではの“贅沢”を堪能することができます。

写真:ロビナ