バリ島東部の観光案内

地図:バリ島東部の観光案内(チャンディダサ、アメッド、トゥランベン)

バリ島東部随一のカジュアル・リゾートタウン「チャンディダサ」や、バリ有数のダイビングスポット「アメッド」など、バリ島東部の観光地をご紹介します。

チャンディダサ

ここ数年で開発が進み、道沿いにはホテルやロスメン、レストランなどが揃うバリ島東部随一のカジュアル・リゾートタウン。クタなどの華やかさに飽きてしまったリゾート派の人たちから支持を受け、年々人気が高まっているエリアです。ペニダ島を遠くに眺めてのんびり過ごせるビーチは、夜になると波の音しか聞こえてこないという静かさ。しっとりと落ち着いた雰囲気で海を楽しみたい人には、まさに理想的な環境と言えるでしょう。

周辺の海には上級者用のダイビングスポットが多く点在し、中心部からボートで10分ほどいったギリ・ミンパンやテペコン島付近では、全長3〜4mにも及ぶ巨大なマンボウに遭遇することも可能です。

観光開発が進みつつも、バリの漁村特有の素朴な雰囲気を残すこのエリアは、自然と便利さが上手く共存しているため、ここをバリ島東部の観光拠点として滞在する旅行者も増えてきています。

写真:チャンディダサ

アメッド

バリ島東部に位置するアメッドは、塩田が広がる静かな漁村。ビーチにはよく発達した珊瑚礁が広がっており、また年間を通して基本的に穏やかな海況なので、バリ有数のダイビングスポットとして愛されています。また、大きなホテルはなく、ロスメンタイプの安宿から中級クラスのバンガロータイプのホテルが主流で、ダイバーやバックパッカーに人気の宿泊地としても知られています。しかし、近年では、「昔ながらのバリの村」という素朴な漁村の風情が評判となり、ファミリー層の長期滞在も増えてきています。

のんびりした漁村エリアのため、観光スポットやショップはほとんどないので、ビーチや村の雰囲気をじっくり味わうのがアメッドの楽しみ方。早朝に漁に出る漁船を見送ったり、ビーチで無邪気に遊ぶ地元の子供たちの姿を眺めたり、バリ島の素顔に触れる絶好のチャンスがこの場所には広がっています。

写真:ダイビング

トゥランベン

眼前には穏やかで美しい海、背後にはバリ島最高峰のアグン山がそびえ立つ、雄大なパノラマを呈すトゥランベン。手つかずの大自然が残るこのエリアは、一般の旅行者が訪れることは稀ですが、日帰りやダイビングツアーで多くのダイバーが訪れるダイビングスポットです。特に沈船ポイントとして有名で、ビーチから30mのところの海底には貨物船リバティ号が横たわっており、船にぎっしりと付いたソフトコーラル、ギンガメアジの群れやイソマグロに出会うことができます。

また、トゥランベンは小さな村ですが、家族経営のバンガローからリゾート気分が満喫できる一級ホテルまで宿泊施設が充実しており、ダイバー以外の観光客からも少しずつ注目を集め始めています。

バリ島北東部を周遊する際は、ダイバーの楽園と称えられるほど美しい海を持つこの土地を拠点にして滞在してみるのもいいでしょう。

ダイバーの楽園と称えられる美しい海
(写真提供:api-magazine)